MT6の新機能と感触と感想とアップグレード

  • めっちゃ再構築が速くなってます。なんかレンダリングエンジンみたいなところをかなり改良したのでしょうか。
  • ウェブページにブログ記事が直接書けるようになって、事実上全部ブログになりました。
  • 公開終了の設定ができるようになりました。イベント告知とか期間限定ものの公開とか、そういうのがデフォルトでできるようになりました。
  • ここが肝ですが、APIが実装されました。

mt6-book先日MT6のセミナーに行ってきました。書籍を無理やり買わされるセミナーであることを除いては、とてもいいセミナーでした。藤本壱(ふじもとはじめ)さんのセッションがあるということもあって急いで申し込んでみたわけですが、自分で情報を集めるよりは一回セミナーに行った方が情報量がかなりスピーディーに摂取できてうれしい限りです。
要約すると「かなりよくなっている」という結論になりました。
既存の機能は残しつつも新しい機能が追加されたことで、CMSとしては申し分ない感じになっています。ただMTという存在そのものに言えることですが、内部的には基幹システムがPerlでできていて、必要なPerlのモジュールなどを準備するのはいつもながら敷居が高いです。サーバー依存の部分も比較的多いです。今今はだいたいのレンタルサーバーでWordpressやMTを動かす環境を整えてくれているので問題ないと言えば問題ないのですが、根本的な拡張機能の追加はWordpressの方が断然やりやすいです。特にプラグインの作成はWordpressの方が楽々。今回のMT6のバージョンアップもPluginの互換性を保つというところがネックになったに違いありません。MTのPluginはいずれにしろPerlで書かないとダメだからです。
基幹システムがPerlで、その基幹システムにJavascriptやPHPでAPIに向けて接続するというかたちになっていて、ものすごく不格好ではある…というのが本当のところです。が、実際の使い心地としてはMT5よりも格段に進歩してます。

APIの話しが9割以上を占めてしまう今回のアップグレードですが、今回のアップグレードを受けてMT5は殆ど用なしとなりそうです。というのも使う意味が殆どない。RSSの書き出しや場合によっては(私はよくやってますが)エントリー記事をPHPの配列にして全部書きだして、全然別のPHPから読み込ませてSmartyとかで表示しちゃう…というようなまどろっこしいやり方はもうしなくてよくなります。MTのAPIに直接アクセスすればそれでよいことになったからです。

MT5からMT6にアップグレードする

公式サイトのアップグレード方法(http://www.movabletype.jp/documentation/mt6/upgrade/)はこちら。
MT5.14からのアップグレードです。検証してませんが、MT5からだったら概ねこの方法で大丈夫だと思います。まずは全部バックアップとってからやりましょう。バックアップは

  • mtディレクトリ全部
  • パブリッシングしているもの全部
  • データベースのダンプ

です。これだけあれば何があっても復旧できるでしょう。復旧の方法はバックアップの逆で、mtディレクトリのアップロードとパーミッションの設定(cgiファイルを755とかにしておく)と、パブリッシングしているファイルを所定の場所にアップロード、データベースをリストアします。

MTのアップグレードは通常現在使っているmtディレクトリに単純に上書きすればよかったのですが、今回はmtディレクトリを丸ごと乗り換える感じでやった方がいいみたいです。となると、テーマとプラグインの載せ替えが別途必要になってきます。

  • 旧mtディレクトリを_mtとかにリネームしておく。
  • 新mtディレクトリを丸ごとアップロードする。
  • /mt/にアクセスして所定の設定をしてデータベースのアップデートをする。

で終わりです。/mt/にアクセスするとログイン画面になるのでいつものようにログイン。再構築したらおしまいです。
記事数だけでも580以上ある私のブログでも数分で再構築が終わりました。全く問題ないです。

アップグレード後は普通に使えるようになっていますが、「アップグレード直後は、一部のデータが Data API で取得可能になっています。取得されると困る情報は、DisableResourceField 環境変数で抑制しておいた方がよいでしょう。」というのがあるので、ある程度制御しておいた方がいいかもしれません。