Ubuntuのインストール

 Ubuntuは大変優秀なサーバーパッケージです。サーバー構築もいいしデスクトップも使いやすくていいです。WndowsやMacのOSXに比べてはるかに軽く、我々が必要とする機能はだいたい揃っています。UbuntuはDebianという伝統的なLinuxパッケージがその源流(というかDebianそのもの)なのでサーバーとしても堅牢で信用のあるパッケージなのです。それゆえにUbuntu/Debianというような言い方をします。
 Ubuntuはデスクトップ版とサーバー版がありますが、Ubuntuがどういうものなのか知らないという方々にはデスクトップバージョンをお薦めします。というのものデスクトップバージョンはサーバーバージョンの十分条件、つまりそれを含んでいるので一石二鳥だからです。UbuntuについてはUbuntu Japanに詳しい情報がたくさんあります。Ubuntu OSのダウンロードもここから無償で入手可能です。

Ubuntuをインストール

 現在(2010年)の最新バージョンは9.10ですが、それ以下のバージョンをインストールしてもアップデートマネージャーが自動的に起動してサーバーのバージョンアップをしてくれるので心配なしです。(バージョンアップするといろいろな問題が起きたりもしますが...。)ここでは単純にUbuntuの基本的なインストールを解説します。あくまでも基本的な部分なので応用編はいろいろと自分で調べてやってみてください。ubuntu_install.jpg
 CD-ROMからインストールをしますが、あらかじめUbuntuパッケージのisoイメージでCD-ROMやDVDを作成しておく必要があります。ここでは割愛しますが、そのCD-ROMを現在所持していることを前提に話を進めます。
 CD-ROMを挿入してPCを起動すると選択メニューがいろいろ出てきます。体験版としてちょっと使ってみたい場合は、「コンピューターに手を加えないでUbuntuを使ってみる」を選択します。インストールする場合は、「Ubuntuをインストール」を選択します。ここでは「Ubuntuをインストール」を選択して次に進みます。矢印キーで選択しEnterを押します。

1. Ubuntuをインストールを選択する。
2. 言語の設定で「日本語」を選択します。
3. 場所と時間の選択で「Tokyo」を選択します。
4. キーボードの選択で「Japan」を選択します。
5. ディスクの準備で「ガイドディスク全体を使う」を選択します。(パーテーションの設定なのですが、面倒なのでパーテーションは設定しない...という感じです。)
6. フルネーム、ホスト名、ログイン名を入力します。フルネームはこのPCで利用する本名(とかニックネーム)を入力します。日本語が使えます。ホスト名はこのPCの名称を入力します。日本語はNGで半角英数字で設定します。ログイン名はこのPCで利用するユーザー名です。これも半角英数字で設定します。わかりやすいものに設定するとよいでしょう。このユーザー名はこのPCで利用する主なユーザーになります。
  • フルネーム(例)オムニオ太郎
  • ホスト名(例)omnioo
  • ログイン名(例)omnioomaster
また、これらの情報に対してパスワードを設定します。
7. インストールの準備完了と表示されるので、「インストール」ボタンを押してインストールを開始します。ややしばらく時間がかかりますがコーヒーでも入れてゆっくり待ちましょう。
8. 再起動します。
9. 起動後にインストールCD-ROMを取り出してからEnterを押します。これでインストールがすべて終了です。

ネットワークの設定

 とりあえずネットワークにつながっていないと何もできない時代なので最初にネットワークの設定をしてしまいます。
ネットワーク設定に必要なファイルは以下の3つです。
  • /etc/network/interfaces
  • /etc/hosts
  • /etc/resolv.conf
network_conf.jpg ネットワークの設計は左のような状態を前提としています。インターネット側(WAN)からRouterを一台かましてそれぞれのPCに割り振っている状態です。ApacheなどのWebサーバーなどを構築する際にも必要なので、もしインターネットに直接つないでいるような場合は是非Routerを購入してください。
 インターネット側の固定IPアドレス((例)121.2.xxx.xxx)とそこからRouterを介してそれぞれのPCに固定IPアドレス((例)192.168.11.2)を割り振ります。サーバー構築には固定IPアドレスが必ず必要なので、それぞれそういう設定にします。ネットワークの設計は少々面倒なので別項を参照ください。ここでは少なくともRouterはインターネットに接続されている状態であり、且つ、UbuntuをインストールしたPCには固定IPアドレスが割り振られていて、イーサーネットで接続されている状態を前提に話を進めます。その準備ができない方はネットワーク設計を参照してください。

/etc/network/interfaces の編集

auto lo
iface lo inet loopback

iface eth0 inet static
address 192.168.11.2
network 192.168.11.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.11.255
gateway 192.168.11.1
auto eth0
 ネットワークではeth0(イーサーネットの0番)を使用します。そのイーサーネットに192.168.11.2を割り振って接続しているという状態です。サブネットマスクは255.255.255.0でクラスCのLANネットワークを想定しています。

/etc/hosts の編集

127.0.0.1    <ホスト名(*1)>
127.0.0.1    localhost.localdomain localhost <あなたのドメインまたはホスト名(*2)>
192.168.11.2    <あなたのドメイン(*3)>

::1     localhost ip6-localhost ip6-loopback (*4)
fe00::0 ip6-localnet
ff00::0 ip6-mcastprefix
ff02::1 ip6-allnodes
ff02::2 ip6-allrouters
ff02::3 ip6-allhosts
 もしすでに自身のドメインなどを取得済みの場合はドメインも設定します。がドメインがなければホスト名 (*1) (*2)のみの設定でOKです。また、来たるip6時代に備えてすでにそれらの設定が可能(*4)になっています。ここではデフォルトの状態のままでOKです。ip6はまだまだ使用している方々は少ないと思うので(*4)以下は削除してもかまいません。

/etc/resolv.conf の編集

search    localdomain
nameserver    192.168.11.1
nameserver    127.0.0.1
 名前解決に利用するDNSを設定します。LAN内のどこかにすでにDNSサーバーがある場合はそのIPを指定してもかまいませんが、面倒なのでデフォルトゲートウェイ(192.168.11.1)と自分のループバックに返してやるといいです。後々DNSサーバーを設定した際にもこの設定で大丈夫です。

 最後にこれら3つのファイルの設定が終わったら
# /etc/init.d/networking restart
でもってネットワークを再起動します。これでインターネットに接続できます。






プロフィール



  • Name :: 山上オサム ♂(37)
  • Hobby :: 武術
  • Work :: Web Designer