Network関連の設定(3)

 Ubuntuでのネットワーク設定もその他のLinuxディストリビューションとさほど変わらないので比較的簡単です。ネットワークに関する設定はGUIでもできるUbuntuですがDebianが母体ということでここではやはりファイルで設定しすることをお勧めします。ファイル設定で行ったネットワーク設定はGUIに反映しないのでご注意。(Ubuntuにはそういう設定が数多くあります。)
 ネットワーク関連で設定するファイル以下のものだけです。
  • /etc/network/interfaces
 及び、名前解決などにネットワークに関連して、
  • /etc/hosts
  • /etc/host.conf
  • /etc/resolv.conf
の3つです。bind9のいろいろ (2)で示したネットワーク設計を例に説明します。

ネットワークにつなげる

 ネットワークに接続する際には、サーバー(供給側)とクライアント(需要側)があります。情報をやりとりするネットワークでは需要と供給というやりとりですべてが行われています。誰かが求めて、誰かが与えているという形式です。サーバー環境を整えるには両方の接続方法を網羅しなくてはなりません。

ルーターの設定

 ルーターの設定は各メーカーによってそれぞれですが、基本的な設定は同じです。ルーターはフォームウェアなどとよばれていて、ハードウェア=入力出力を抜き差しするぐらいで中の設定は基本的に変えられない、ソフトウェア=中の設定を比較的自由に変えられる、というのがあって、PCはハードウェアの中にソフトウェアをインストールして自由に設定できるようになっているわけです。フォームウェアはある一定範囲内の設定はできるけどそれ以外の設定は機能上できないことになっています。フォームウェアは簡単な設定しかできないので比較的容易にできると思います。  ここではBAFFALOのBBR-4HGという安価で安定した機能をもっているルーターの設定例です。
 ここで少しルーターを使う意味みたいなものを解説します。ルーターは複数のPCをインターネット環境に接続する役目を果たしますが、実はルーターそれ自体はHAB(枝分かれ)としてのネットワークと同時にサーバーそれ自体でもあります。ルーターを設定する際にユーザー名とパスワードを聞かれますが、このパスワード認証は通常のPC同様にインターネット側からみると通常のパソコンに見えます。つまりもし攻撃者が力業でもってパスワードを破ってサーバーに進入を試みる際にには、まずこのルーターのパスワードを破らなくてはなりません。ルーターでは特にファイヤーウォールのような設定をしませんが、小さなネットワーク環境ではセキュリティー的にもこれで大丈夫です。インターネット側から見たらPCそのものに見えるルーターは各ネットワークの路線を制御しているので安心です。(制御は自分で設定するわけですが...。)
 BBR-4HGではデフォルトでユーザー名がroot、パスワードは設定されていません。

ルーターに接続するための設定

 PC側、つまりサーバーにするマシン側の設定をします。/etc/network/interfaceをテキストエディタで編集します。
# ループバックネットワークインターフェイスの設定
auto lo
iface lo inet loopback

# プライマリーネットワークインターフェイスの設定
iface eth0 inet static
address 192.168.11.2
network 192.168.11.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.11.255
gateway 192.168.11.1
auto eth0
 詳しい解説は特になしとして基本的なとことだけ触れると、最初の2行はloopback netowork interfaceの設定をしています。といっても何のことやらわかりませんが、要は自分のマシンがネットワークに接続する際に内側からどのインターフェイスに接続するかの設定です。ループバックネットワークインターフェイスなどをよばれています。何かしら特別な設定がない場合はautoでlo、つまりlocalhostに接続します。そのインターフェイスはlocalhost internet loopbackとなりますが、もう定型というか世辞といますか、このまま設定してくれて大丈夫です。
 次にそのマシンが外に向かって広がるネットワークの設定です。プライマリーネットワークインターフェイスとかいわれています。eth0のインターフェイスですが、ここではサーバーマシンを前提に話を進めているので、DHCPサーバー(IPアドレスを自動的に割り振る)機能などを使いません。ですのでstaticを指定します。インターフェイスはeth0で、internet接続で、staticという静的な固定IPアドレスを割り振りますという設定になります。adressでは適当なIPアドレスを書きます。ここでのネットワーク設計は、192.168.11.2〜192.168.11.254までを自由に設定できます。ルーターの機能がCクラスのネットワークしか構築できないようになっているのでその範囲ということになります。大がかりなルーターを購入すると数千台のIPアドレスを割り振れますが...そんな必要なないです。ここでは192.168.11.2を選んでいます。これであなたのそのサーバーマシンは192,168.11.2というプライベートIPアドレスを得たことになります。networkの設定では、192.168.11.0です。そのCクラスのネットワーク全体を指していると考えればよいと思います。netmaskは255.255.255.0です。これはCクラスのネットワークのマスクを示しています。簡単にいうと255.255.255.0は192.168.11.0に対応して、255は192と168と11が固定であることをしてして、最後の桁だけ自由に設定できますよということを言っています。broadcastはこのネットワークその各IPアドレス全体を指しています。ローカルネットワークすべてのIPに一斉に接続する際にはこのIPを利用します。gatewayはいわゆるデフォルトゲートウェイを指しています。これはネットワークの枝分かれの頂点を指しています。ルーターのデフォルトゲートウェイは192.168.11.1になっていますでのそれを書きます。最後にautoで特に何もない場合は自動でeth0を指すようにします。
 設定が終わったらネットワークを再起動します。
/etc/init.d/networking restart (または、start)
 どうしてだかわかりませんが、networkではなくnetworkingなので注意してください。ネットワークを再活性化しないとつながりません。
 設定後に[システム]→[設定]→[セットワーク接続]などのGUIからの設定項目は触らない方がいいです。設定画面には、ファイルで設定した項目が反映されないみたいです。しかし「ネットワークモニターv2.0.1」みたいなものはネットワークの設定が反映されるので随時お好みでインストールするとよいです。






プロフィール



  • Name :: 山上オサム ♂(37)
  • Hobby :: 武術
  • Work :: Web Designer