インターフェイス

インターフェイスとは?

 インターフェイスという言葉を聞いたことがあるようなないような...という方々はおられますでしょうか?インターフェイスというのは今のところ一般的にはタッチパネルとかパソコンのディスクトップのようなものを指すという風な理解で8割方は正しいと思います。会話の中ではそのような感じで充分だと思います。
 しかし専門的にはちょっと違います。エヴァンゲリオンというアニメを見たことのある方もいらっしゃるかと思われますが、エヴァを操縦する際のインターフェイスはシンクロというものでありまして、人間のの身体の神経系に直接ロボットの操作系を結びつけて、そんで...シンクロ率が高いと操作性がよくなる...というようなことでした。抽象的な意味ではエヴァのインターフェイス(操作するためのなんらかの機能)というのは操作のための操縦桿などがすでになくなっていて人間の神経系とロボットの操作電気系統みたいなものがちょくせつ繋がるわけです。(なんか変な羊水みたいなものに浸かっているんですが、あれがいわゆるインターフェイスということになるんですかね?)
 インターフェイスは、エヴァの例の通りなんらかのシステムを人間が操作する際にちょうど媒体となるもののことを指しています。広義な意味では車の運転席のハンドルやレバークラッチやブレーキといったものもインターフェイスの一つです。パソコンですとディスクトップとマウス、キーボードといったものがインターフェイスになりますし、携帯電話のボタンやiPhoneなどのタッチパネルもインターフェイスです。そういうわけで何かを操作する際のインターフェイスというものはとても重要なのです。
 何故に重要かというと、そのものがもっている機能を最大限に発揮できるようにするにはインターフェイスのデザインそのものにかかっていますし、逆にインターフェイスの善し悪しでそのものの性能が試されるということになるからです。そういうわけですから、それそのものの性能が優れていてもインターフェイスがしっかりしていないと性能そのものが落ちてしまうということになりかねません。

 かつてのネットワークコンピューターはすべてコマンド打ちでした。最近のコンピューター(パソコン)はGUI(グラフィック・ユーザー・インターフェイス)というものが標準で完備されていて購入した当日からマウスやキーボードを使って操作が可能です。しかし一昔前はコンピューターは基本的にはコマンド打ちのCUI(キャラクター・ユーザー・インターフェイス)で、マウスというものがなくてキーボードから直接コマンド(命令文)を出してコンピューターを操作していました。今でもその名残はありまして、Macのインターフェイスでは、Tabを押すと順番にフォルダーが選択されて「コマンド+O」でフォルダーを開くことができます。これはかつてのコマンドにキーボードのショートカットを当てたものなのです。かつてのCUIは不便きわまりないものに見えるかもしれませんが、実はハッカー(その道に詳しい人)には大変馴染みのある使いやすいインターフェスなのです。今現在でもサーバー関係、ネットワーク関係の仕事をしている人は殆どがコマンドでもって仕事をしています。
 そういう歴史を経て、現在は心理的にも直感に根ざしたGUIがパソコンの主流のインターフェイスになっています。スイッチを入れてどこをどう操作すればよいのかというのは、なんとなくそこらをクリックしているとわかってくるというところがあって、まるで画面を触って操作しているような感覚で仕事ができます。その触っている感覚をもう一つ押しし進めて進化させたのがタッチパネルというもので、これは実際に画面を触って操作するのです。
 そのようなパソコンや携帯電話、モバイルパソコンといわれるもののユーザーインターフェイスから、最近はWebベースインターフェイスというのも重要になってきました。現在も尚進化を続けているWebインターフェスなのですが、ここ数年画期的だったのがGoogle Mapだったと思います。Web上の地図にもかかわらずなめらかに移動し拡大縮小がスムーズに行われるわけです。これは専門的にはAjaxという技術を使っていてJavaScriptをもっと使いやすくWeb用に拡張したライブラリーを装備しています。このライブラリーは誰でも無料で使うことができてアイディアと技術があればそこそこのゲームを作ったりすることもできます。

インターフェイスの悩みどころ

 どんなインターフェイスも使っているとかゆいところに手が届かないというところがありまして、パソコンをはじめて使う老人なんかは「自分が時代についてゆけていないのでは?」と思うかもしれません。しかし、実際はインターフェイスの善し悪しという部分が多大にあると思うんですね。
 パソコンは今ではマルチメディアの一つになっているので、パソコンでパソコンをするというようなことがなくて、パソコンでメールをするかネットをするか、またはDVDで映画を見るか、専門的にプログラムを書くか、またグラフィックデザインやエディトリアル的な仕事をするのか、あるいは一人で小説を書くのか、翻訳の仕事をするのか、ゲームをして遊ぶのか...というのは千差万別でありまして興味のない部分においてのインターフェイスはさほど気にならないわけです。逆にいうとコンピューターはかなり局所的に使われるものになったわけでして全部を使う必要なんてまるでないわけです。そういう意味ではパソコンを購入した際にパソコンの取り扱い説明書が意外にも薄かったり不親切であったりというのは避けられないことだと思います。なぜなら、そのパソコンに何のソフトを入れて、何をするのか?が問題であり、パソコンそれ自体の使い方は至って単純なケースが多数ということが言えると思います。
 このような視座から見るとインターフェイスは非常にコンピューターそれ自体の構造と深く関わっていることになります。そして、ユーザーはそこコンピューターのどの階層にいるのかがはっきりとわからないので操作的な混乱に陥ってしまうという場合があると思うんですね。

 コンピューターのスイッチを入れた時に立ち上がる最初のインターフェイスは(Windowsなどの量産されているパソコンの場合は)BIOSという単純なインターフェイスです。滅多にお目にかかれませんが、パソコンを初期化するとか、致命的なエラーが生じた場合にはBIOSを多少なりとも操作することになると思います。これは、パソコンのCPUやハードディスク、メモリなど基本的な機能をつなげて立ち上げる役目を果たしています。歴史的にいいますとかつてはBIOS(あるいはBIOS的な)インターフェイスのみでパソコンを操作していました。コマンドでパソコンを立ち上げて、メモリにカセットテープ(カセットテープですよ!)から以前に保存した情報を読み込んで操作していたものなのです。現在はハードディスクという便利なものがあるので保存情報は何もしなくても呼び出してくれます。
 このBIOSの階層を経てからGUIが立ち上がります。GUIの情報はハードディスクに保存されているので、それらを読み上げて立ち上げます。スイッチを入れてパソコンの電源が入ったな...という場合には少なくとも2つの階層を上り詰めていることになります。(実際理論的にはもっと複数の階層があります。)
 そして、自分の使うソフトウェアーを立ち上げるわけですが、このソフトの階層は更にその上ということになります。つまりWindowsでいうとWindows VistaやXPというインターフェイスとは独立してそのソフトそのもののインターフェイスを使って操作していることになるわけです。デザイン的に似ていたり、それらしい配色がしてあっても理論的には全く独立したインターフェイスです。現にExelというソフトも機能的には同じですが、Wondows用とMachintosh用では乗っかっているOSが違うのです。つまりは、OSとは(充分に関わりはありますが)独立したソフトとして立ち上がっています。
 先のWebベースのインターフェイスですが、このインターフェイスはWebブラウザーの中に存在します。パソコンの基盤となるBIOS的なインターフェイスとそのパソコン特有のOS、そして、そのOSから立ち上がるこのWebブラウザー(Internet ExploreとかFireFoxとか...)の上に乗っかってWebベースのインターフェイスが存在します。まどろっこしいですが、そういうことなんです。

 現在クラウドコンピューティングなどというのが進化する気配を見せていますが、クラウドになってしまうと、このWebベースインターフェイスがかなり重要な役目を果たしそうです。
 オムニオのホームページから申し込みをしたり、お問い合わせをしたり...ということがあるかと思いますが、これは非常に原始的ですがWebベースのインターフェイスの一つなのです。HTMLタグでもってFormというものを作っています。ボタンのデザインを変えたり配置を変えたりして、できるだけ使いやすくデザインするわけですが、まだまだDeveloping(発展途中)という感じがします。
 Webベースのインターフェイスがどんな風に進化してゆくのか?というのは実はコンピューターネットワークのあり方にかなり重要なことなんです。現在のところWebベースで電卓を作ったり、辞書を作ったり...ということは完璧に実現されています。広辞苑を引くよりはネット検索した方が速く大量の情報を得ることができます。そしてポテンシャルとしてはコンピューターは「何でもできる」という準備がすでに整っているんですね。整っているんだけど、それをどうやって使うのかというアイディアと、そのアイディアを実現化する職人技と、その実現したのものを操作するというインターフェイスと、またそのインターフェイスとその用途をどんなに便利なものかというプロパガンダがなかなか揃ってゆかないわけですよ。
 もし何かしら夢物語的な空想があったとしたら、それはコンピューターネットワークで実現可能かもしれませんよ。そして、それらのインターフェイスが綺麗に出来上がったらそれはそれでまた進化してゆくことになります。
 
 






プロフィール



  • Name :: 山上オサム ♂(37)
  • Hobby :: 武術
  • Work :: Web Designer